学習

教えベタを棚に上げて、キレてやる気をなくさせる最悪な仕事の教え方3つ

仕事を教えるのが下手+下手さがわかってない

 

こういう人間が仕事のレクチャー担当だと、教えられる側はたまったもんじゃありません。

 

特にヤバイなと思うのは

 

自分の教え方のマズさを棚に上げて、切れまくる人物。

 

こういう人物は組織にとっては害悪です。

人罪です。

 

なぜか?

 

人が辞めていくからです。

 

とある、イケイケベンチャーの成り上がり部長の話。

 

口だけの営業だけで成り上がったタイプのよくあるパワハラするやつです。

 

 

自分の雑務をこなす人を派遣社員で採用しました。

 

でも、すぐ派遣社員は辞めます。

そして次に入った人もすぐ辞めます。

 

この繰り返しです。

 

「最近のやつは根性がない」と派遣会社にもキレまくる始末。

 

で、その部長はどんな教え方したのか?

 

  • 雑な説明でわかりにくい
  • 一度で覚えないとキレる
  • 確認すると、説教する

 

これで仕事覚えろってウマシカの極みです。

 

この部長、派遣社員のせいにして毎日キレまくり。

ストレスで不調になって辞めていく。

 

この部長って生産性ありますかね?

 

こんなアフォーな男が部長になれる会社って、どんな会社やねん?って思います。

ま、ロクなものは売ってませんけどね。

 

このアフォーな部長ではないですが、世間の会社でも相変わらずダメな教え方してるところは多いです。

 

働く人に無駄なストレス+生産性を下げる社員がいるわけです。

 

教えベタを棚に上げてキレるヤツです。

 

 

教えベタなのに、わからないとキレる。

ほんと害悪です。

 

そんな害悪社員がやらかす間違えた教え方を3つ紹介しておきます。

 

1.一度に詰め込もうとする

 

効率的社員研修と称して、短期間で一気に終わらせようとする。

こういう会社は多いです。

 

丸1日かけた研修などもありますが、ことごとくうまくいきません。

 

週末の集中講座というものをよく見かけますが、

こういうものも効果が薄いです。

 

項目が多い割にやったという満足だけで、

 

  • 身についた
  • 実践に移せる理解になった

 

というレベルにはなりません。

 

ゆえに、実践しないで受けただけのただの自己満足で終わります。

 

 

2.メモを取れば覚えると思っている

 

一度に詰め込もうとするとセットです。

 

教えることが多い→覚えられない→メモを取ればいい

 

お馬鹿な発想です。

 

メモを取ったら、取った瞬間に忘れます。

一度に詰め込んだら、メモしても混乱するだけです。

 

そういうことがわからずに細かいことを次から次に吹き込んできます。

これでは1つ1つが注意散漫になっていつまでも覚えられません。

 

覚えられないと

 

「前にも言ったでしょ?」

「なんでメモを見返さないの?」

「覚える気ある?」

 

とか、教える側は自分の教え方のマズさを棚に上げて叱責してきます。

不愉快な思いをした人は多いと思います。

 

何でもかんでも詰め込んだあげくにメモを取って、全部把握しろと?

 

もはやパワハラですね。

 

こういう教え方をする人間は自分がダメな教え方をしてることがわかっていません。

 

学習の基本は絞り込みと反復です。

身につけたいことは絞りこんで反復して忘れないようにする方が効率的です。

 

少ない項目を確実にやってから、反復して覚えていく。

 

仕事も同じです。

 

教える側もたくさんのことを教えるなら、教えることを絞る。

これが原則です。

 

 

詰め込みをかけてメモを取れというのは意味ありません。

メモをとっても記憶の定着にはなりません。

 

メモが記憶の定着を妨げる場合の事例があります。

 

メモを取ることがもっと忘れやすくなってしまう事例

Taking Notes May Actually Make You Much More Forgetful

 

 

カナダのマウント・セント・ヴィンセント大学である実験が行われました。

学生グループを集めてトランプの神経衰弱を行いました。

 

 

記憶する時間内に同じ絵柄のカードを2枚めくって見せます。

 

2つのグループに分けました。

 

  1. メモを取っていいグループ
  2. メモ禁止のグループ

 

記憶する時間が終わると、メモを没収します。

 

するとどうなったでしょうか?

 

メモを取っていたグループの成績の方がずっと悪かった

 

X:メモを取ったら、記憶が残る

 

これこそ迷信だということです。

 

メモを取ることで忘れる不安を沈めているだけで、取った後は即忘却モード。

 

あとで見直して、

 

「何のメモだったけ?」

「何がポイントだったっけ?」

 

となります。

 

授業中にノートを取って、家で見直したら何の話かさっぱり覚えてなかった。

 

こんなことあったと思います。

 

これは仕事でも同じことが言えます。

やることをメモやポストイットにして忘れないようにしようとしませんか?

 

でも、やったあとすっかりポストイットやメモを書いたことすら忘れています。

 

思考の整理をするために取ったメモは有効ですが、

単に忘れないために書いただけのメモを意味がありません。

 

雑な仕事の教え方をするぐらいなら、やることを簡単なマニュアルにして渡す方がずっと効果的です。

 

それをやりたくないから、雑な教え方をします。

 

メモに頼ってなんでも詰め込みをするのは非効率的です。

 

3.1回で覚えないのはやる気がないと決めつける

 

最低な発想です。

大量に詰め込むくせに1度で覚えろなんて職場があったら、即刻やめるのをおすすめします。

 

そういう会社は伸びません。

人間関係も悪くなります。

 

がんばって少ない項目を効率的に確実に覚える人は無能扱いされます。

 

非効率な細かくいろんなことを一度に詰め込むくせに1度で覚えろというプレッシャーをかけます。

忘れると「やる気がない」という評価を下すトンデモな会社は多いです。

 

こういう会社の社員は能力が低いです。

 

仕事のノウハウの伝達ができないのだから、いつまで経っても属人化します。

当然、生産性は上がりません。

 

また違う人が入ってきてはイチから教え直し。

で、すぐ辞めるからその繰り返し。

 

普通の職場ならずっと募集をかけ続けることはありません。

 

ずっと求人を募集してる会社は人の定着が悪いのです。

 

もしヒドい教え方をする会社に当たったときは

 

  1. 自分を責めない
  2. 自分の能力のせいではない

 

こういう心づもりでいてください。

 

もし仮にヤバイと思って辞めても自分を責める必要はありません。

こんな会社は誰もいたくないので、次々に辞めていきます。

 

正社員だとなかなか辞めにくいと思いますが、それでも教え方を考えない会社に未来はありません

そういう会社は残っても、たいした人間はいないので一緒に仕事しても得るものはないです。

 

人生の時間を無駄にする必要はありませんよ。

 

教え方を考えない会社はダメ会社です。

 

自分を大切にしましょう。

もっといい会社で働いた方が世のため人のため自分のためです。

 


 

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