「自分に合った勉強法こそ正しい」
こういう認識に疑問を持たない人は多いです。
むしろ黄金ルールになっています。
しかし、この黄金ルールこそを盲信することで
成果を出すことはできない人も多いです。
今回は自分に合った勉強法が効果が出せない本当の理由を紹介します。
自分に合った勉強法で効果が出ない理由
自分に合った勉強法が効果が出ない理由は以下の点です。
理由1:「自分に合っている」という認識がズレている
自分に合ってる=自分に都合がいいだけ
これは必要なスキルを伸ばすのではなく、ただやる必要のあることをはしょるだけです。
ダメな学習法3点セット
- ラク
- カンタン
- すぐに結果が出る
これら3点のみをしか見ません。
効果を出すことよりも、作業そのものがラクであるかばかりを考えるので成果が出ません。
テストで点が取れない高校生がノートと教科書を眺めてるだけみたいなものです。
(スタバでよくいます)
理由2:自分に合ってる=試行錯誤をしなくていい
どんな学習でも試行錯誤は必要です。
スポーツから、受験勉強、資格取得でも試行錯誤をしてない人は結果を出せません。
特に英語などの語学は試行錯誤しないと上達しないものです。
試行錯誤した方が脳の神経回路は強くつながります。
ラクでカンタンでさらっと作業だけこなしてることでは身につくことがありません。
これは筋トレと同じです。
適切な負荷をかけてあげないと、むしろ楽しくないし、ツライやっつけ作業を繰り返すことになります。
効率的かつ最速で結果を出すことが良しとされる時代になって、
試行錯誤することは悪と考えられています。
実際は失敗して試行錯誤することの方が学習効果を高めるというのが研究でもあきらかです。
失敗しないでただ作業をこなしたことは覚えられないばかりか、
つまらないので続けることができません。
カンタンすぎるゲームはすぐに飽きられてしまうのと同じことです。
実際は、カンタンではない難しいと思われていることをやってる人の方が楽しんでます。
カンタンでラクなことをしようとする人で楽しんでる人は皆無です。
人間は試行錯誤して、何かを身につけるとそれが何であっても楽しいと感じるようにできています。
これこそが昨今のEスポーツから筋トレブームにも言えることです。
理由3:できないことはやらなくてもいいと思っている
これこそが学習効果を激減させる最大の理由でもあります。
やれそうなことだけやる。
裏を返せば、やれないと思うことをやらないのはできない自分と向き合わなくていいからです。
できてない事実と向き合うと嫌な思いをするので、避けます。
学習はできないことをできるようにするためにやるものです。
今できることをできると証明して安心したい。
安心は手に入っても成長はしません。
「頭がいいね」と褒められた子供が自分が間違う問題にはチャレンジしなくなる傾向が強いというデータがあります。
「間違うこと=自分はダメだ」という証明だと思い込んでいる人は間違えることを怖がります。
間違えないことそのものが正解で、それ以外はやらなくなります。
これが壁を破ることができない原因です。
まとめ
- ラクなことより、しんどいぐらいが楽しい
- 失敗して試行錯誤することは学習効果が高い
- 失敗しない安心感を求めることが成長を止める