すぐ結果を出そうとしないことが、最短で結果を出せるようになる秘訣だ

ネット上では短期集中を推奨するサイトやブログが多いです。

ましてや出版社までもが、世間一般のニーズに応えるべく「短期集中」「すぐに結果が出る」といった類の本を出しています。

短期集中プログラム

短期集中ダイエット

短期集中合格講座

こんなものがウジャウジャあふれています。

カンタン

スグに結果が出る

これら2つの言葉に反応する人間は大体は肝心なプロセスを全部すっ飛ばしたがります。

私は一時期英語を教える仕事をしていましたが、

「短期集中でやりたい」という人はみんな断っていました。

すぐに結果を出そうとすること自体が結果を遠ざけてることを理解しようとしないのです。

だから自称「短期集中型」と豪語してる人を教えるのは無駄が多いし、ストレスだからです。

すぐに結果を出したがる人ほど、結果の出ないことをしたがり、最後はキレます。

そういう人は何を学んでも成果は出せません。

そういうわけで、私は「スグスグ」の人は断っていました。

すぐ結果を出そうとしたがることが実は危険です。

今回は「すぐに結果を出そうとすること」の怖さをお話しようと思います。

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すぐ結果を出したい短期集中型学習は結果が出ない

試行錯誤を無視することは学習効果を捨てたのと同じです。

間違った短期集中とは

『必要な過程をすっ飛ばして、やっつけで仕上げる短期集中』

です。

学習は遠回りに見える一定の試行錯誤をして、はじめて理解と習得が可能になります。

これは研究でもわかっていて、自分で試行錯誤をさせて悩んだ方が習得がしっかりしてくるというものです。

高齢者でも試行錯誤をした方が記憶の定着がいいとわかった事例

智弁和歌山高校の野球部監督だった高島さんはかつて、

「手取り足取り教えるより、自分で悩んで試行錯誤させた方が野球はうまくなる」

という話をされていました。

このことは他の分野でも同じことが言えます。

世の中のほとんどと言っていいぐらい、試行錯誤する重要性を無視しています。

試行錯誤しないことを目的にすらしてるものもあります。

試行錯誤したものは記憶(習得)を強化します。

だからこそ、試行錯誤の過程は重要になってきます。

すぐに結果を出そうとすると、土台となる大事な知識を無視する

これすごく多いです。

「とりあえず結果が出るなら何でもいい」というやつですね。

結果さえ出れば何でもいいという考え方で物事に取り組んでもたいして結果は出ません。

このことに裏付ける証拠として、とある実験を紹介します。

バリー・J. ジマーマンという心理学者がとある学校で生徒にダーツの投げ方を覚えさせる実験をしました。

生徒を3つのチームに分けました。

「結果だけを出せばいいチーム」

「投げ方を試行錯誤して覚えるチーム」

「ベストを尽くせばいいチーム」

「結果だけを出せばいいチーム」はダーツのど真ん中(ブル)を狙いさえすればゲームに勝てるとだけ教えて、ひたすらブル狙いだけをさせました。

「投げ方を試行錯誤して覚えるチーム」は基本フォームからしっかり取り組んで、それから的を狙って当てるように学習させました。

「ベストを尽くせばいいチーム」は生徒本人たちに好きなようにやらせました。

結果は、「投げ方を試行錯誤して覚えるチーム」が優れていました。

「結果を出せばいいチーム」はそれほどの結果を出せませんでした。

試行錯誤をしたチームは技術も向上して成績が安定してきます。

そうすると、結果を出せばいいチームは勝てなくなります。

このようなことがビジネスの世界でも起こります。

ビジネスでは「結果(売上)さえ出せばいい」という思考で目先のことだけしか見てない販売戦略で一時的に売上は大幅向上します。

  • 値引き
  • 必要以上のサービス

などで、一時的には売上にはなります。

しかし、あとで値引きとサービスの手間暇とコストで失速しまいます。

安定して売上を向上し続ける戦略を地道にこなした企業にあとで巻き返されます。

事前に知識を学ぶことを嫌がる大人が多いです。

知識がない→やっていることの意味がわからない→成果の出しようがない

こういう状態になります。

必ず。

結果を焦ることよりも、学ぶべき対象の向上と改善を続けた方が近道です。

結果ばかりを求めると、精神的な負担が倍増する

「結果を出してなんぼ」

「結果さえ出せば何でもいい」

結果を出すことは大事ですが、結果が出ることをすぐに期待しすぎるとしんどいです。

意識しすぎると結果が出にくくなる。

これが魔のスパイラルの入り口です。

腹ペコでカップラーメンを3分待つのに「早く食べて〜」とじーっと見つめて待ってると、長く感じますよね?

それと同じで、結果を今すぐ感じたいと焦ると短い時間でもしんどく感じます。

「すぐに結果が出る」という謳い文句のものに手を出した人がことごとくやめてしまうのは、

まさにカップラーメンをじーっと見て待ってるような感じだからです。

結果の出方を気にするより、向上させる方に意識を向けて事に当たるのが楽になります。

結果を出そうと焦ると、余計な緊張を生み実力も出せません。

カップラーメンを待ってる間に、LINEの返信をしたりしてるとあっと言う間に3分経ってませんか?

それと同じで結果が出る瞬間をじーっと待ち続けるというのは消耗します。

結果を気にするよりも、今できることやもっと変えた方がいいことに集中しましょう。

精神的な負担も少なく、結果も出やすくなります。

結果を意識しすぎると、待っていても出ない結果を待つことになり空回る。

普段から意識しておこうと思います。

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このブログを書いてる人

だぶさん
東京暮らしを楽しんでいる30代の男。 物事の観察と言語化が得意技 何かを成し遂げるにはメンタル面の重要さに気づき、とうとう心理カウンセラーの資格まで取ってしまうほど学習にハマる。 九州育ちの九州男児だが、亭主関白にはなれない。

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