「結果を出す=早く結果を出そうとしないこと」が一番確実。
こういうことを言うと批判されることがあります。
結果が全て
結果を出さなきゃ意味がない
と。
しかし、本当に重要なのは結果さえ出れば、どんな手段でもいいのでしょうか?
最近の大人は何事をするにしても、
- すぐに結果がほしい
- すぐに効果を実感したい
- 長い期間やりたくない
これをスグスグ病と呼んでいます。
ネットが普及して、スマホでも情報検索ができるようになった今の時代。
ますますスグスグ病が猛威を奮っています。
企業も人もスグスグ病にかかっていて,
ラク
カンタン
スグ
こういう言葉のものばかりを探します。
ダイエットは結果さえだせばいいは失敗しかない
なぜ「結果させ出せば何でもいい」と考えるのがダメなのか?
結果を出すプロセスが無駄に見える
過程主義者VS結果主義者のどっちがいいか?
こんな議論をする人たちが結構います。
特にビジネスの世界では結果出したもん勝ちみたいな言い方をよくします。
結果出せればいい=勝てば官軍みたいな思考の持ち主たちは長くは生き残っていません。
結果さえ出せばいいというアプローチでやったことはことごとくうまくなりません。
これは学習の研究から明らかです。
自己調整学習の理論で知られているバリー・J・ジマーマンがニューヨークのとある学校でダーツの上達度合いを測定する研究をしました。
その研究で、「結果出せばなんでもいい」というグループは成果が出なかったという状態になりました。
これは他の分野でも起きています。
「結果を出せば何でもいい」という思考になると、試行錯誤すべき段階でさえも無駄に思えてきます。
そうすると、すぐに結果が出るものしか目がいかなくなります。
つまり、小手先やチートまがいの方法でもなんでもいいことになります。
理解を深める過程も、技術をより高めることさえも無駄になります。
万年ダイエッターは結果さえ出ればいいと思っている
結果主義者の典型は万年ダイエッターです。
どうやって一番いい体を作るか?
そんなことはどうでもいいのです。
「痩せさえすれば何でもいい」
これが彼らの思考回路です。
〇〇ドリンク
置き換え
断食
サプリ
サウナスーツ
1日◯分ラクラク〜
手段なんて何でもいいのです。
「体重さえ落ちれば」
こういう人たちでダイエットに成功して、今もデブを卒業できた人いますか?
私の周りには1人もいません。
「痩せさえすればいい」という思考の持ち主でスポーツジムに来ている万年ダイエッターたち。
1mmも見た目が変わらないです。
- 運動強度はヘナチョコレベルのまま
- 筋トレもやっているとは言えないレベル
- 3DSやりながら、ダラダラバイクこいでるだけ
そんな人間が多いです。
10年以上やっても見た目が変わらないという人間がゴロゴロ。
「痩せれば何でもいい」と思っているのに、少しも痩せてはいない。
レスミルズのボディコンバット(MOSSAのグループファイトもしかり)でもいます。
全くと言っていいほど、負荷も効果もないフォームで「ウェイウェイ」言ってるだけの万年おデブ会員。
痩せることが目的なのに効果が出てない現実を見ると
「自分なりにがんばってるつもり」
「楽しくやれてるからいいんだ」
と言い訳してる始末。
本当に必要なことをやっていない現実を見ないようにしてる自分を誤魔化してるだけです。
さらに悪口や陰口で言い出すのです。
うまくてフォームがきれいで体が締まっている人がくると、目立ちます。
淡々とやっていても目立つので、万年おデブ会員に嫉妬まがいの悪口を言われているのでかわいそうです。
結果至上主義者のくせに結果が出ないと言い訳をしてごまかす。
こういう状態になります。
「結果が出やすい」土台作りを無視する
結果至上主義者は結果が出るための土台作りというのは意味がないと考えます。
やったこと=全て結果が出ていることを感じたい
こういう思考の持ち主です。
結果が出てると感じないものは全て無駄だと切り捨てます。
筋トレやストレッチも無駄と考えるダイエッターが結構います。
痩せている実感がないからです。
動ける体、負荷に耐えられる体を作って、脂肪が減りやすい体にするプロセスはやりたくないのです。
今すぐ、体重計の数字が下がってることを確認できないものは無駄だと考える。
これが結果至上主義者です。
無理をしてでも、体重さえ落ちればどんな手段でもいい。
体重が減ったこと以外は全てが無駄に思えてイライラします。
ビジネスでも売上至上主義者がいます。
大体は一時的には伸びますが、あとで一気に破綻します。
土台を無視して、人間関係も最悪で、裏切り、違法行為など、どんなことでも正当化されるからです。
こういう会社は必ず消えます。
昔、アメリカでエンロンという会社が経営破綻して市場に大きな影響を与えた事件がありました。
それと同じことが日本の会社でも起きてます。
売上至上主義に陥った会社は必ず法律を犯すことをしでかして消えます。
結果至上主義者はどんな分野でも必ず行き詰まり、ダメになるのです。
「結果さえ出せばいい」という考え方はメンタルをやられる
結果が出てない=自分はダメだ
という認識になります。
そうなると、余計に結果に一喜一憂して執着します。
結果が出るときはいいのですが、出ない時期はただしんどいです。
やるべきことをしっかりやっていても、結果が出にくいときはあります。
これはどんなことにでも言えます。
そういうときに結果至上主義の考え方をしていると、つらいだけです。
目先の結果が出てる感を味わいたくて、判断を間違えます。
そうなると、さらにドツボにはまります。
時間の無駄にする結果主義思考
結果さえ出せばなんでもいいという人は結果を出していません。
出しても一時的ですぐに結果がでなくなります。
所詮、小手先です。
学習して取り組むわけでもなく、改善も向上もありません。
だから、いつでも方法をコロコロ変えるだけで何も変わらない人が多いです。
これが万年ダイエッターに必ず共通することです。
効果を出す土台さえも作らずに結果を求める。
甲子園に出たいのに、練習で技術を磨かず試合にだけで勝てる裏技を探すようなもの。
これでは、いつまで経っても試合に勝てません。
体作りの先に痩せる結果があります。
痩せさえすればいいでは、単純に断食でもなんでもいいことになります。
リバウンドしますけどね。
近道(効率)ばかり考えて、効果を出せないので時間の無駄です。
結果さえ出せばいい思考をやめる
痩せる結果を出すのは体作りです。
- どういう体を作るか?
- それを実現するために何を食べるか?
究極はこの2つに集約されます。
痩せさえすれば何でもいいでは、絶対に一貫した方向性で物事を見ません。
必ず小手先の方法をコロコロ変えるだけで終わります。
万年ダイエッターはこれを繰り返してるに過ぎません。
今すぐ!
効率よく!
を捨てること。
これが一番確実です。
スグスグ病をやめない限りは何をやっても意味がない。
またどっかのアホなダイエット方法に無駄金と時間を使うことになります。
大事なのは今すぐ結果を出すことじゃない。
今、やる必要のあることをやったかどうか。
結果はあとからついてくる。
そういうものです。