英語学習者に大きく分けると2つのタイプがいます。
能力証明型・・・自分の能力を示し、賞賛や評価が欲しいタイプ
能力向上型・・・自分の能力は向上できると信じて伸ばせると思うタイプ
能力証明型の特徴
能力証明型の人は自分のやることで能力を他者に示し、認めてもらおうとする傾向があります。
基本的には現状の能力を示し、賞賛や評価を求めるタイプです。
英語学習では練習で自分をよく見せようと張り切るタイプです。
おれ(アタシ)ってできるじゃん
おれ(アタシ)ってダメじゃん
という結果で自分に能力があるかどうかを判定します。
能力証明型の強み
・賞賛やいい評価をもらうとモチベーションがアップする
・順調なときはパフォーマンスが高い
能力証明型の弱み
・うまくいかないと落ち込みやすい
・失敗=能力がない→すぐ投げ出す傾向
・停滞期にはモチベーションが下がり、パフォーマンスがかなり低下する
・能力が向上していく紆余曲折の過程を楽しめない
・アドバイスを素直に聞かない傾向が強い
能力向上型の特徴
能力向上型の人は現状の自分の能力を示そうという発想がありません。
自分のない能力をどうやって向上させようかと考えるタイプです。
能力向上型の強み
・うまくいかないときが改善が前提なので、失敗に強い
・能力が向上しない時期の不安に強い
・長期的に腰を据えて取り組める
能力向上型の弱み
・実力を過小評価し過ぎ→レベルに合う適切な練習を選択をしてないことがある
能力証明型 VS 能力向上型 どっちが最終的に上達する?
結論から言って、能力向上型の思考をしている人が圧倒的に上達します。
私の経験と検証を振り返ると、能力証明型の人間はすぐ挫折します。
英語が上達しないタイプの日本人のほぼ9割は能力証明型と言ってもいいぐらいです。
現状で能力はないのになぜか自分の能力を大きく期待してる節があります。
英語に関して自分の能力があることを確かめようなどという発想はそもそも愚かな行為です。
あるわけがないんです。
できないからできるようにするために練習するのが語学学習です。
ちょっとやっただけでできるようになることを期待する思考がダメにするのです。
能力証明型の人はこういう傾向あります。
「おれって、アタシってダメじゃん」で結論づけてやる気なくして投げ出したはずです。
英語は今は無い能力でも、伸ばせる能力です。
能力向上型の思考に切り替えて、「自分はできないのが当たり前」という現実を受け止める方がつらくはないです。
受け止めないからできない自分を目の当たりにするとイヤになるのです。
今回参考になった本はこちら