ネットの割引戦争(競争と呼ぶよりこっちの方がふさわしい気がする)は常に激しいです。
今回、楽天イーグルス優勝セールでシュークリームの定価を12000円にして77%引きで売ったショップが消えました笑
インターネットビジネスコンサルをしている永江一石さんが追求した記事が話題になっています。
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=9634
この12000円にしたシュークリームを売っていたショップの運営元は超がつくあやさしさ満点です。
他にはルンバを77%OFFで販売でしておきながら、実際は1つだけ売って、あとはキャンセルしたショップ。
いろいろセコい(笑)手を使って、バレた上に商売ができなくなったショップがポロポロ出てきました。
インチキまがいなことをするショップを出した背景には楽天本部のモール運営の仕方にも問題ありです。
優勝セール参加ショップに身銭を切らせて77%OFFにして出せと言っておいて、
運営本部は身銭を切ってない始末です。
出店側に赤字になるしかない商品を出させる+ロイヤリティーの追い打ち
「なんでウチだけ身銭切らせる?」
「やってられるか(´Д`)」
という心理でしょう。
楽天の運営側ばっかり儲かって、優勝セール参加店舗は儲けがない。
これが今回の優勝セール事件を引き起こす背景にあります。
優勝セールはバカ売れするので、それでも赤を出さないために価格表示でごまかして、
あたかも元値から77%引きにしましたというフリをするしかないわけです。
目先の利益に走って、価格の偽装表示したショップもダメですが、自分の儲けばかり考えた楽天の運営側も問題です。
今回の事件背景を見ると「楽天セコいじゃん」という印象が強く残ります。
誰が一番迷惑をしたか?
楽天で買い物をしているユーザーです。
店舗側に一方的な負担を強いた「自分さえ儲ければいい」というセコい態度が
この事件を大事にして信用を落とすオチになったわけです。
数量限定+セール用商品の赤字補填分をロイヤリティーから差し引く
などのようなことをすれば、こんな事件としては起きなかったことです。
「自分さえよければいい」というスタンスで商売してると報いが返ってくるというのが
今回の事件の教訓です。
三方よしではなく「楽天だけよし」だけにするからこういうことになるのです。
「勘違いしてないか?楽天さん。店舗が儲かってこそ自分たちが飯食えるシステムだということを忘れてないかい?」
基本を忘れて、自分さえよければいいという考えでは短期的にはよくても、
長期的にはうまくいかなくなるものです。
こんなずさんなセールをやらせた責任者の処分はどうなったんでしょう?
そこが知りたいところです。
店舗だけの処分で「ウチは関係ないところでやったこと」としてトカゲのシッポ切りみたいな形では
楽天への信用は回復しません。
真面目に身銭切ったショップさんにちゃんと対応してるのでしょうか?
今回の優勝セールは一切何も買いませんでした。
誰も得じゃないセールなどやる価値なしです。