情報弱者とは本来「情報を入手する端末やネット回線を使いこなせない人」のことを指していました。
最近は情報を入手する手段は持たない人のことだけでなく、
『情報を入手できても情報の本質がわからず、活かせない』
という情報弱者も存在します。
今回の情報弱者は「情報を入手できる手段を持っていても活用できないタイプ」で話をします。
■情報弱者の特徴
- 情報の根拠を確認しない
- 間違った情報をすぐに信じる
- 自分に都合がいい情報以外はシャットアウト
- 読解力がない
- 自分の頭で思考しない
1.情報の根拠を確認しない
情報弱者情報を自分で判別できない裏を取ることをしません。
情報を鵜呑みにしてしまい、情報の真偽が全くわからないです。
以下は全くのデタラメ情報で鵜呑みにしてる人が全く効果を出したことがないものです。
「子供は母親の話す言葉を耳で聞いて覚えたから、大人も同じことすればできるようになる」by某自称脳科学者の権威
「英語と日本語は周波数が違う。周波数が聞き取れるこの音声教材なら英語がわかるようになる」
「英語は文法を学ぶ必要なんてない。会話しないから使えない」
これらの情報がなぜダメか?
このもっともらしい情報に致命的な欠陥があることがわからない人。
情報弱者です。
そういう教材を買ったことあるでしょう?
今使ってる?
ホコリかぶってるか、全然使ってないでしょう?
使っても何も変化なかったでしょう?
それでも意地でも固執してる人は情報弱者のままです。
噂話を信じて、情報の裏を取らない人が情報を拡散して、混乱した大きな事件がありましたよね?
東日本大震災です。
被災地だけでなく、私のいるこの関東でも情報弱者のせいで迷惑な風評がいっぱい流れました。
たまたま被災地にいた人から震災3日後にメールが届きました。
情報弱者が根拠も確かめず、噂話を流して被災地を余計な混乱をもたらしていると。
交通機関は全部ダメになったとかいろいろ言ってるわけです。
動いてるところを調べれば、動いてたわけです。
メールができたなら、自分でできないなら調べてもらえばすぐに確認取れることなんですが、
それもせずに無責任に情報を流してたわけです。
日常でも情報弱者が情報弱者を巻き込み、おかしな情報を植え付ける。
それによって事実が伝わりにくくなる。
情報の裏を取らない情報弱者が情報を発信すると迷惑な存在にしかならないのです。
こういう人が英語を学習しようとして、情報を集めても、おかしな教材のカモになるだけです。
2.間違った情報をすぐに信じる
感動系のウソ話を拡散する人に多いです。
facebookで問題になってる感動系の話をホイホイシェアしてる人。
こういう人見ると共通して普段から情報弱者の人しかいません。
たけし軍団と志村けんの感動話。
あれも冷静に考えればわかるでしょう。
いくら人気のある志村けんとは言え、5億も援助できる金はそう簡単に出せません。
当時の年収から考えても裏を取れば、そんな金額ホイホイ出せるものでもない。
そして、今更なぜそんな話が出てくるのかを疑問に思えば、情報を出す意図に疑問が出てきます。
それを考えれば、即ウソくさいもんだとわかります。
調べれば・・・
そんなものはなかったと。
あとででっちあげと報道されたわけです。
いい話だからとシェアした人が万の単位。
facebook上で情報弱者っぷりを晒したわけです。
感動系だと疑うことすらもしない。
感情優先で思考が後回し。
こういう人が次の都合のいい情報しか探そうとしない傾向ににもつながります。
英語の教材も情報弱者を食い物にするものがとても多い
情報弱者は自分が信じたいものを信じ込むとそれがたとえ間違いあってもずっとそれを信じようとする
3.自分に都合がいい情報以外はシャットアウト
自分に都合がいい情報を優先させるのは人の性です。
自分にとって都合がよく、耳障りのいい言葉の方が聞いてて気持ちいいですからね。
でも、私はあえて逆をやります。
自分に不都合な情報ほど、自分が進化できるからです。
実際にあった例を紹介します。
ある女性が英会話をしたいと私に相談を言ってきました。
どうしてもできるようになりたいと言います。
彼女は明らかに文章をちゃんと書けてない。
書いた英語を見ればデタラメで何を言いたいのかもわからない。
基本単語すらも理解が間違ってる。
私はアドバイスをしました。
基礎の基礎から全部やり直しの必要がありました。
基本の文からちゃんと書けるように文法+表現の使い方を初級からやり直しが近道だと言いました。
その根拠も説明しました。
しかし、その彼女は一切私の話を聞きませんでした。
「私がやりたいのは英会話です!文法じゃありません!」と。
結局、ふてくされて相談を一方的にブッチしたわけですが、
結局上達しなかったようです。
相談と言いながら、聞きたかったのは
「アタシのしたいようにするために都合のいい情報くれよ」
ってことです。
「そういう情報じゃないと聞く気がない」
という態度だったわけです。
こういう人が毎度いますけど、やっぱり何やってもダメです。
やってることが全部「自分都合オンリー」だから。
そこに英語が身につくかどうかではなく、
「やりたいようにやって結果出ればいい」
というズレた思考をしてるのでダメです。
自分が上達するために必要なこと=自分がしたいこと、してもいいこと
なんて図式はないです。
むしろしたくないと避けてることの方が正解がほとんどです。
自分に都合のいい情報はほとんど搾取されるものが多いです。
必要な情報=都合がいい情報なんて図式はないです。
これがわかってないで、自分の都合優先の人が情報弱者になっています。
4.読解力がない
読解力がない日本人がとても多いです。
ツイッターしかり、メールしかり。
仕事の現場でも会話しても伝わらない。
メールしても、文書でも理解がズレる。
読解力がない=コミュニケーションが取りにくい
こんな困った人いますよね?
困った置換する人です。
読解力がない人の特徴は
「自分的には~」で全部置換することです。
国語の読解問題で回答を選ぶときに「自分的にはこれが正解であってほしい」と思うものを選び、
見事に間違う人によくいます。
何でも自分基準に置換して話を解釈し、自分にわかりやすくねじまげてしまう。
こういう人が本を読んでも、結跏が出ず悲惨なのは当然です。
本を読んでもダメな人はセミナーに出てもダメです。
高額なDVD買ってもダメです。
自分のダメ基準に置換して、本来伝え手が伝えようとしたことが
全く伝わらないからです。
こうなると何を読んでもダメなわけです。
読解力がない人の特徴は必ず「根本の理解がズレている」傾向です。
こういう人に限って、本当のことを言う先生を避けて、耳障りのいいとりあえずほめろ的な甘ちゃん先生につきたがるので、
もっとズレが加速します。
読解力がない人は認識力もないので、指摘をせずほめて育てるタイプでは改善できないことが多いです。
ほめられても、ほめられた意図が「すぐやる気をなくさないためのただの甘やかし」ということがわからないので、
都合よく解釈してズレがどんどん加速。
増長してズレっぷりが手に負えないほめられたがりになっているケースもあります。
いずれ自分の上達しなさに直面するのですが、そこで大いに凹むだけで、
精神的にも投資効果も残念なことになります。
また、読解力がないのに反論してくる人には言ってることを捉えてないのに
トンチンカンな噛み付き方をしてくるものです。
国会議員もそうですけどねw
読解力がない人は自分でも学んでるつもりがズレズレなので、
何をしても成果が出ないです。
「自分的にはちゃんとしてるつもり」なのに伸びてない人。
読解力が怪しいです。
自分は違うなんて思ってる人でコロコロ教材変えても結果出してない人は読解力がないです。
教材変えても全然結果でないのなら、本質がわからない人です。
その自分と向き合う気ありますか?
この記事読んで、厳しい先生につけと言われて、付く人が何人いるでしょう?
情報弱者で都合のいい情報しか集めない人なら、まずやらないこと間違いないです。
そういう人と同じことして同じレベルにいたければ、そのままいつまでも「自分の感覚」優先で
ズレてても結果出なくても気にしなーいでやればいいわけです。
本質を見ないのにダメなことに固執する人は変えようがありませんから。
5.自分の頭で思考しない
全然頭を使わないという大人が多いです。
思考しない=思考力がない=得た情報の検証できない=カモにされてだまされる
こういう大人が多いです。
ちょっと考えればわかることなのに、全然頭を使わないので言われないと気づけないわけです。
聞き流し系教材を買いまくった人に
聞いてるだけで日本語覚えたのか?
学校で何やった?
学校に通ってない人の話としか調べなかったのか?
と突っ込むと、「そんなこと考えたこともありません」とか言うわけです。
ちょっと思考する習慣があるなら、聞き流しがおかしいことぐらいすぐに見抜けます。
買わされてやって結果出てないのに、いつかは聞いてるだけで英語が話せるようになると信じて
いつまでも「聞き流し」をしてるある意味根性ある人もいます。
頭の中でちゃんと情報を集めて、検証すればこんなものがインチキなんてすぐにわかります。
ネットで調べれば、インチキである根拠まで書いてるサイトもあるわけですから。
- 普段から漫然と過ごすだけで、自分ことも周りにも関心が無い
- 考えるのが面倒で何も疑問も持たない
- 自分で考えるより、答えだけ教えてもらって楽しようとする
思考力のない人間は他人にも関心がないので、英語やらせてもダメです。
自分の頭で考えて書かないので、例文丸写しとか平気でやります。
自分で試行錯誤してつかんだことは一生忘れない。
漫然と受身で教えられたことはすぐに忘れる。
この原理が全然わかってないわけです。
自分で思考錯誤するより、何も考えず作業としてやったことにすれば、楽だと思う。
これが思考力のない人間のやることです。
こういう人は誰一人として英語が上手くなった人いません。
丸写しを指摘されるとふてくされてすぐやめるからです。
自分優先。
やることやりたくない。
自分の思考しないやり方が地獄行きだということも考えないのでわからない
という致命的な欠陥抱えていることも理解できないわけです。
まして、思考しない人間は何やっても面白くないです。
思考しないので楽しさも生まれません。
仕事で誰でもできて頭も使わないでもできる仕事に面白みがないのと一緒です。
頭を使わないで学習するなんていうバカなニーズを掘り当ててる教材もありますが、
そんなもの買っても面白くもなんともないです。
脳を使わないでやることほど苦しいことはないからです。
頭を使う習慣がない人で学習を楽しめてる人いますか?
いないでしょう?
勉強は嫌なもの。
勉強はめんどくさいもの。
短絡な認識とズレた理解に疑問すら持たない人間ばかりです。
頭を使わない人間ほどすぐ挫折してる
頭を使わない人間ほど行動がズレる
頭を使わない人間ほど何やらせても成果が出ない
頭を使わないでやろうとすることは成功を捨てたも同然です。
それでも思考を捨てる人がいるなら、もうどうしようもないです。
英語はおろか何もかも諦めて無になってつまらなく生きた方がいいでしょう。
■情報弱者にならないためには?
- 思考する術を身に付ける
- 情報を多角的に判断する能力をつける
- 読解力をつける
- ズレをちゃんと指摘する厳し目の先生につく
国語でもやってきた基本で論理的に考えることが必要なわけです。
当たり前のことですが、学習する以前にこれがない人が多いです。
こういう人にはコミュニケーションすらも障害だらけで、
学習してスキルを身に付けることは困難です。
こういう人が英語を身に付けることはおろか、使う英語で通じることすらもないです。
情報を得ても情報の本質がわからないので、結果出せない無限ループ。
ノウハウそのものを入手しても意味がないのは情報弱者になっている傾向が多いです。
この5つのうちのどれか、もしくは複数当てはまっている人によくいます。
ノウハウや教材などで情報を得るより情報を活かす根本を改善することが先決です。
大人になって学習しても成果が出ないのは、学習者が情報を扱う能力が低い場合が多いからです。