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通販の出荷は紙伝票ではなく、ラベル伝票でやるべし

通販サイトを運営するなら、

 

「紙伝票を使った出荷をするのはやめておけ」

 

と声を大にして言っておきます。

 

テレビ通販をやるようなメジャーな名前の通販サイトが紙伝票を貼付けて送ってくる始末です。

 

通販サイトが紙伝票を貼付けている=非効率な出荷体制である

 

このことが完全に丸分かりです。

 

お客さんとして受け取った側は全然気がつかないことです。

 

なぜ紙伝票がダメなのかを具体的に紹介します。

 

 

●ダメな理由その1「紙伝票は手間だらけ」

 

 伝票を貼って集荷してもらえば、荷物は届きはします。

 

しかし、大量出荷+効率的な出荷処理作業を可能にはできません。

 

紙伝票を貼る→1枚目をはがしてもらう→ハンコをもらう

 

この3つのステップが必要です。

 

この手順を100件、500件やったら?

→めんどくさいし、時間がかかる

 

 

●ダメな理由その2「荷受の処理に手間がかかる」

 

通常、通販の出荷では梱包→伝票貼付け→荷受けの処理をします。

 

クロネコヤマトのような宅急便業者は出荷する荷物のデータをハンディ端末に入力しなくてはなりません。

 

紙伝票の場合、

 

郵便番号→センターコード(配達担当営業所の番号)のラベルシールを貼り付け→日付指定→時間指定→(代引きのみ)代引き金額入力

 

これを1件1件やっていく必要があります。

 

これが500、600や1000件あると、恐ろしく時間がかかります。

 

 

●ダメな理由その3「出荷データの管理がめんどくさい」

 

紙伝票で出荷した場合、出荷した顧客と紙伝票の問い合わせ番号を一致させなくてはなりません。

この作業を1件1件やっていくと超がつくめんどくささです。

 

出荷数の多い倉庫では紙伝票を持ってきてもらわないと出荷報告ができません。

 

500件の紙伝票の出荷報告を完了させるには500件の紙伝票はがしをしてもらった後に

1件1件ヒモ付けしてやっていく必要があります。

 

500枚全てもらいうけるまでに時間がかかります。

 

 

この3つが大きな理由です。

 

簡単に言ってしまえば、何もかもめんどくさいというしかないということです。

 

 

では、ラベル(シール型)の伝票にするとどうなるのか?

 

ラベル型伝票はセンターコード、日付指定、時間指定、代引き金額を全てデータ化するシステムを使います。

 

システムで今日何件出荷したかも配送状況もすぐにわかります。

問い合わせ番号も伝票を発行した時点でシステムがヒモ付けしているので、何もすることがありません。

 

仕訳のためのセンターコードもラベル伝票に書いてあります。

そして極めつけは荷受け処理。

 

バーコード読み込み→ピッ→終わり

 

あとは荷物の数だけバーコードを読むだけ。

紙伝票のように出荷依頼主にハンコを押した控えを返す必要もありません。

 

紙伝票でやっている入力作業がなくなります。

 

出荷する荷物が出てきたら、貼付けてあるラベル伝票のバーコードを読むだけです。

 

この作業の手間のなさが何を意味するか?

 

それは1日に出荷できる量が劇的に変わってくるということです。

大量出荷をする場合は紙伝票を使った出荷は論外。

 

1日どんなに急いでも400件〜500件が限界です。

 

 

ピッキング→梱包→伝票貼付け→荷受け処理してもらう

 

この作業がスムーズに行かないと当日に多くは出荷できなくなるのです。

 

 

紙伝票ではなく、ラベル伝票にしてバーコード「ピッ」で終わる方が効率もいいし、

数も出荷できるし、楽です。

 

通販やるなら、ラベルの伝票を使えということです。

 

 

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