先日、ノウハウコレクターな人と知り合うことがありまして、
その人が英語をやってみたいというのでいろいろ質問されました。
しかし、即やめた方がいいと勧告しました。
「英語ができるようになれば、再就職もしやすくなるから」
というのが理由として言うのですが、
・実践しないのに知ったかぶり
・人の話を聞いてない
・もっと簡単で楽ですぐに結果が出る方法はないかと探し続ける
要は自分が求める「楽」と「すぐ結果が出る」という基準に満たないと
実践すらしないという特徴の持ち主なのです。
いろんな資格を取ろうとしたのですが、何一つ取得できたことはない経歴があります。
ちょっとやってみても、都合が悪いこと(めんどくさいことや難しいと思うこと)が少しでもあると、
すぐ投げ出して次のものを探そうとするのです。
この人の思考回路は一事が万事そんな感じで、仕事そのものも自分都合でやってしまうために
社内で浮いた末に業績下がったときにクビにされました。
指摘されるとすぐふてくされて、素直さもないので仕事がロクにできない人材になってしまいました。
せっかく社員になれたのに仕事を覚えようとしないので、仕事の能力が低いままだったために、
業績悪化のリストラですぐ候補に上がったようです。
この人に「仕事に求めるものは?」と聞くと、
「福利厚生がよくて、給料も高いこと」
と迷わず自信たっぷりに言います。
「おいおい・・・、それ求めれても経営者は困るってw」とツッコミ入れようかと思ったぐらいです。
仕事はできないのに自分の保証は求めるという、まさにクレクレマインド。
基本的には仕事もプライベートもこんな感じで自分にしか興味がないので友達すらさっぱりできないという状態です。(本人はそれを嘆いて愚痴ってます)
仕事も仲間のことや取引先のことを考えて動くのではなく、
自分が楽をしてお金を稼げればいいという感じです。
この人が神龍に英語を今すぐ話せるようにしてくださいってお願いしても、
仕事で英語を使うことになっても全然ダメだろうなと思います。
この人の思考回路はまさにノウハウコレクターまっしぐらです。
こういう残念な考え方の持ち主であるので、私は教えてもダメだろうと判断して断ったのです。
ノウハウ=自分に都合よく望みをすぐに叶えてくれるもの
というトンデモな思考です。
「もっと都合よくて結果がすぐに出せる簡単なものはないか?」
と探し続けるのです。
ある意味意欲はあるように見えますが、向けているところが違います。
もっと「楽で簡単で」を欲張って追求するあまり、いつまで経っても何もできるようにならないわけです。
効率的かつ効果的に学習することは大切です。
ですが、何でも効率ばかり最高にいいものばかりじゃありません。
どれだけめんどうと感じることをやるかも必要なことです。
ノウハウというものは結果を最短でつかむためのものであって、
その過程が都合よく効率的ですぐに結果が出せるというものではないです。
ノウハウを学ぶときに必要なのは
・やる必要あることは面倒なことが多くある
・面倒さをゴチャゴチャ考えて気分を下げるより、さっさと取り掛かる
これしか乗り越えるコツってないような気がします。
ノウハウコレクターにならないためにはこれを意識して、すぐに実践に移すことが大事です。
いつまで経っても「自分の納得=簡単さ+楽さ+結果の出る早さ」を求めると、
どんどん時間とお金を無駄にするのです。
ノウハウコレクターになりたくない人はここを意識しておきましょう。