本屋でたまたま見つけてゲットしました。
著者のけんたっきぃ氏はTOEIC満点の実力者で海外の正規留学経験も持っています。
じっくり読んでみたのですが、「だよね」と英語を上達させた人が納得できる内容でした。
この本は一言で言うと、効果的な学習をするための知識本です。
一般で信じられている間違った英語学習法を「しない」→「何をすればいいか」を導き出す内容になっています。
ただし、巷の間違っている一般論(英会話を習う等)がいかにマズイかを根拠も説明されています。
がんばりたい気持ちがある人ほど、気持ちだけで先走ってしまいますよね。
効果のある方法できっちりがんばった方が自分にとっても得です。
プライベードでもずっと英語を勉強したいからどうしたらいいか教えてくれと直接聞きたいという友人がいますが、
なかなか予定も合いません。
とりあえず「これ読んで」と勧めています。
「アラフォーから始めるオトナの英語学習法」のここを読んでおけというポイントをピックアップします。
「英語を話したい→英会話をしない」
「英語を話したい→じゃあ英会話を習おう」
アラフォー以上はアラフィーこれが常識と信じていて、何の疑いも持ってない人が多いです。
「英語を話したいから、英会話を習う」はめちゃくちゃマズイ選択です。
「英会話」から入るとマズイ理由は、英語の文が書けない人は英会話スクールのレッスンで英語を話そうとしても何も出てこないからです。
とりあえず話そうとしても、言いたいことが出てきません。
無理矢理に言おうとしても、どう言えばいいのかもわからないので無言になります。
考えてウンウンうなって何もしゃべれません。
グループレッスンでもプライベートレッスンでも同じです。
「言い方を知らないものは出てこない」
ド素人のネイティブ講師が「Don' be shy. Don't afraid of making mistakes.」とか言ってどうにかなるものではありません。
英語のネイティブと接してれば英語が出てくるようにならないのです。
恥ずかしがるもヘッタクレもありません。
どうすればいいかもわからないから、無言になるのです。
話す前に書けるようになる=言おうとすること文章にできる
この状態でなければ、英会話スクールに何十万かけようが意味が無いです。
この本で最初から英会話スクールやカフェ英会話を勧めないのはこういう理由があるからです。
「TOEICの勉強をしない」
「仕事で英語を使う→じゃあTOEICの勉強しよう」という人が多すぎてビックリです。
考えてみてださい。
企業がTOEIC800点とか900点持っている人が欲しい理由はなんでしょうか?
ズバリ英語が実務で使える人ですよね?
「TOEICの勉強する=英語が使える」と考えるのはマズイことです。
人事課の採用担当は「TOEIC高得点で採用したのに全然英語が使えない」と嘆くことがあります。
「TOEICの勉強する人=TOEICで高得点を取れれば英語もできるようになる」は勘違いです。
TOEICの勉強は突き詰めれば、点取テクニックに行き着きます。
実践力は鍛えられません。
だからこそ、TOEICの勉強はしないということを推奨しています。
英語は独学こそ基本
英語を勉強してもダメな人は依存心が強い傾向があります。
友達が一緒じゃないと勉強できないとか、何でも手取り足取りを期待してすぐあきらめるような人です。
こんな人は英語やめた方がいいです。
1から10まで教えてもらいたがる人ような人は英語を勧めません。
「先生に習わないとダメ!」
「友達と一緒じゃないとできない」
と何でも依存するようでは生きてる間に英語を身につけるなど不可能だからです。
独学こそが基本で1人でできることをどんどんやる人が上達します。
自分でできることは何でもやった上で先生に習う方がいいです。
先生に手取り足取り習おうなんて考えで英語をやっても身につくことはありません。
どんな学習でも基本は独学です。
独学はいけないものという思い込みをしてる人がよくいますが、
どんなことも最終的には独学になります。
学ぶのは自分ですから。
◯◯メソッド、◯◯式を買う前に読むべし
「アラフォーから始めるオトナの英語学習法」は英語を学ぶために「何をしないか→何をすればいいかが見える」という感じで書かれています。
◯◯メソッドとか◯◯式の勉強法のノウハウを買う前に読んでおくのがおすすめです。
英語習得のやり方が間違っていれば、勉強の効果はなくなってしまいます。
まず間違ったやり方をしないために読んでおけというのが私の見解です。
そういった点でこの本はよくまとめられています。
アラフォーに限らず若い世代の人たちも知っておいて損はないです。
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