地方再生、地域活性化という言葉が政府の方針やら、選挙の公約にも掲げらるようになって何年目でしょうか。
地方は再生されるどころか人口減少が進みますます住みにくくなってます。
限界集落最高!と豪語して楽しむイケハヤさんみたいな存在もいますが、
そういう変わり者はソーシャルゲームで超レアカード引く確率より低いです。
日経新聞がまとめた2016年のデータですが、日経新聞がまとめた都道府県別減少率を見ると・・
日本の人口、7年連続減 「東京一極集中」止まらず 減少幅最大の27万人2016/7/14 3:30 保存 印刷その他 総務省が13日発表した住民基本台帳に基づく今年1月1日時点の人口動態調査によると、国内に住む日本人の人口は1億2589万1742人で7年続けて減少した。前年から27万1834人減り、調査を始めた1968年以降で最大の減少数だった。
情報源: 日本の人口、7年連続減 「東京一極集中」止まらず :日本経済新聞
地方から東京への移住が多いです。沖縄県はなぜか人口増。
理由は2011年の震災以降から移住が増えたことと出生率が他の都道府県に比べて高いことです。
関東は神奈川、埼玉、千葉は微増。
東海は名古屋のみ増。
大都市福岡も微減という結果。
減少が激しいのは
東北の秋田、青森、山形
四国は高知
九州は長崎
私は長崎には住んだことがあるので、どのぐらい減ったかは体感してます。
2010年に一度だけ同級生の結婚式に行きました。
子供の頃に人通りがよくあった商店街はゴーストタウンです。
不気味なぐらい人の気配がありません。
車の数も昔ほど少なくなったなと感じます。
買い物する場所も車で行けるイオンとかコンビニとぐらい。
地元の小さなスーパーも閉店したところもあります。
大手のイオンですらも、土日でも客少ないなと思うぐらいガラガラ。
駐車場は入り口付近に余裕で停めれます。
人口はそれぐらい減ってます。
実際に長崎県は150万→136万人程度まで減少しています。
ここ20年で10%も人がいなくなってます。
地方自治体の死活問題であるはずなのに、何の対策も講じられていません。
どんどん人はいなくなるばかり。
地域活性化とか地元再生などという活動は見られますが、
どれも起爆剤にはならず、地元在住の人間すらも認知すらされてない状況です。
廃れる原因の一番は地元民にありです。
地域活性化の足を引っ張るのは地元民という皮肉なサイクル
地元意識が強い地元民は大体「年齢=地元歴」の人間です。
閉鎖的で新しいものや人を受けつけない傾向が強いです。
地方再生の動きがあっても大体ことごとくダメなものにするのはこういうタイプ。
東洋経済に地元再生をダメにするパターンが「みんなで決める」という村意識のせいだと当事者がわかっていない問題が指摘されています。
地域再生の一番のカギは移住者増か観光客増。
もしくは産業で売れるものを作って全国に売るか。
観光資源に乏しいなら、住みたくなる町を作るしかない。
ところが、何をしようにも邪魔をするのは地元民。
地域での「合意形成」は成立しにくく、「反対」そのものが筋違いということが少なからずあるのです。しかし、こうした筋違いの反対に対しては、えてして「彼らの意見も聞いて内容を変更すべきだ」「ちゃんと合意形成してから進めるべき」などと話になり、そもそも新たな取組をする人が悪者、のようになってしまいます。そんなことになるので、改革が進まず、結果としてその地域は衰退してしまうわけです。
情報源: なぜ地方創生はみんなで決めるとダメなのか | 地方創生のリアル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
地方に残る人間は若手でも年寄りもこういうタイプばかり。
みんなの顔色伺う年寄りか、ヤンキー世帯ばかり。
ヤンキーといえば、不良や暴走族を思い浮かべがちだが、こうした典型的なヤンキーは減り、現在の「ヤンキー世帯」とは「地方の低学歴・低所得層」のことだ。
「決して収入は高くなく、高学歴でもない。家族や仲間を大事にして、何より地元意識が強い。小中学校時代の同級生と今も密接につながり、結婚相手になることもしばしば」という人々で、好きな言葉は「絆」、本や新聞は読まないが、竹島、尖閣諸島問題で政治には興味を持つようになったために「新保守層」とも位置付けられる。
引用元:日本の新主要消費者、ヤンキー世帯の実像~低所得で上昇志向なし、超節約志向、地元愛
長崎だけを例にしても年齢=地元歴の人間は大体はヤンキー世帯でこの傾向が強いです。
インスタグラムもfacebookもほぼ地元民です。
地方の田舎の人間は大学など進学してしまうと、ほぼ95%以上は戻ってきません。
長崎はそれが顕著です。
長男だから、一人っ子だからという親の介護など、何かしらしがらみがって仕方なく住んでる人間もいますが、
それほど地元への情熱がないです。
しがらみがなければ出たいと思う人間がいます。
地域活性化など興味がないです。
まして優秀な出身者は大都市で仕事をするのでほぼ戻ってきません。
地元を活性化させてやろうと外に出て経験を積んで戻ってこようなんて素晴らしい人はまず限りなく少ないです。
そういう気概がある人に全部地域再生の責任をぶん投げても無理があります。
意気揚々と入ってきたがるのは地域活性化をうたって儲かりたいだけの怪しい会社ぐらいでしょう。
大半を占める残ったヤンキー世帯はDQNな親になったりして、DQNが子供をまともに育てられるわけがなく、
学級崩壊させるような迷惑な存在になることもあります。
私の高校の先輩(女性)は結婚と同時に地元に帰りましたが、
子供の目下の悩みは学級崩壊でまともな授業になっていないことを挙げます。
私個人の体験でも他の親御さんの話でもデータを取ってみると、
授業をぶち壊しにしてる親はまさに低学歴のDQNヤンキー世帯。
こういうDQNな親率が高いと当然住みたくないわけです。
そういう親に限って、地元最高とか言ってたりします。
こういう人間と外に出てバリバリに優秀になった人間の会話が噛み合うことはまずありえません。
それゆえ地元を知り、外を知る人間の知恵やノウハウが入ってこなくなります。
起業したりして雇用を作り出すなど皆無です。
若い世代の賢い子なら人様の教育を受ける権利を侵害して喜ぶような迷惑ガキが多いところに
子供を住ませたいわけないでしょう。
迷惑を受けた優秀な子供たちは大人になったら、まず帰ってこないです。
地元の人間が嫌いで出ていったら、まず住む選択肢にはなくなります。
親も移住させているケースはよくあります。
これで人口減って廃れていく地元を何とかしようとしてもたいしたことはできるわけがありません。
地元愛を語る人間の大半は自分たちのことしか考えていない
地元大好きを公言をする輩は大体「自分たちが居心地いいだけ」なんです。
新しいものとよそ者、自分の理解できないものを排除して自分たちに居心地よくしているだけ。
結局同じ種類の人間としかつるまない。
東京でも人口減少率が高くなってきている福生市でとあるバーに行ったときの話ですが、
「俺はここに地元以外のやつがくるのが許せねえ。ここは福生の地元のやつしかくるのを認めねえ」
と言ってた男がいました。
その男はよそもの(隣の羽村市やあきる野市、青梅市などですら)扱いし、福生生まれの福生育ち以外のお客さんに文句言うなど絡んだりしていました。
その店は客が少なくなり、潰れましたw
東京ですらもこんなバカなことが本当にあります。
地元を離れたくない理由が「友達がいないから」「一人でいれないから」というしょうもない理由もあります。
(大の大人が1人で行動できないとかお子様か!)
新しい人たちに会うチャンスを自分で潰し、居心地のよさというぬるま湯に浸かった人間ばかりだったりします。
そんな人間が地域のために本腰入れて何かやることは皆無。
自分たちの居心地よさしか考えない人間は「地元民の地元民による地元民だけのための活性化」というおかしなことをやらかします。
地元民向けだけのイベントやって「地域活性化」とか抜かす輩はまさにこれ。
地元以外の人を呼び込めない活性化とか長期目線ではほぼ無意味。
活性化をより確実にするにはよその人を呼び込みお金を落としてもらわないとダメでしょう。
よそ者がわざわざ足を運んでお金を落とす仕組みがない限り、
大きな起爆剤にはなりません。
住みたい町ナンバー1の吉祥寺ですら、大苦戦した時期があって、
地元民の地元意識を抜け出してようやく復活した感じです。
地元以外の人間が来たくなる、住みたくなる町を作ろうと努力した結果です。
本当に地元が好きなら、地元以外の場所に住んでみろという意見について
地元の本当の良さが分からないジモティーの中には地元最高!とよく声高に言う人がいます。しかし、彼らは本当の地元の良さをわかっていません。なぜなら、それはシンプルに地元以外の外に出たことがないからです。
情報源: 地元を出たことがないジモティーが超つまらない理由 - 今日はどんな本音を語ろう
まさにこの通りで地元を出たことがない人間が地元をよくしたいと思っても、何もできはしません。
良さが何なのかもわかってないからです。
わかってないことを伝えることはできません。
これはその通りです。
地元最高と言う人間に「地元最高って思う理由は?」の答えが
「サイゼリヤとマックにいつでも行ける」(どこにでもあるわwww)
「いつでも中学の友達に会えるから」
という理由しか挙げれなかったw
地元に住んでる人間にしか知らないであろうお店や食べ物をさっぱり知らなかったりします。
食べるものがコンビニ弁当かチェーン店の飲食店のもの。
買う食材もイオンで買ったどこにでもある食材。
地元のことをまるで知らないこともあります。
さらには「地元最高=自分の居心地がいいだけ(単に楽な意味で)」でしかなく、
地元をより良くしようなんて意識のない連中が多いです。
地元最高の意味がそんな程度だったりします。
結局自分が楽なだけ。
働いて子供を産んで住んでるから地域貢献なんて言う輩もいますが、
自分の町を最高と言いながら、楽したがりな人間ばかりでは廃れさせる根源になってることがわかっていません。
地元が好きという人ほどぜひ違う場所に住んでみることです。
地元の価値観と視野がどれほど狭いかがよくわかります。
その価値観が自分たちの町を廃れさせているかも見えてきます。
地元を活性化する=地元外の人が来たい町、住みたい町
人が流れてくるから金が入る
金が入るから活性化できる
単純な理屈です。
その単純な理屈を見ずして、相変わらずのよそ者排他と自分たちの思考と行動に変化を起こさないのが地元民です。
人が減っているところで地元民だけで活性化させようとしても無理です。
人口減少が多い=住む価値のない町
という図式です。
住む価値のない町は人材の質が低い町です。
人口減少=優秀な人材の排出率低下=戻ってくる率も低下→ますます人が住まない町になる
残るのは老人とマイルドヤンキーばかり。
地元に残った友人は親の面倒を見るために住み続けることになりましたが、
ずっと長く食いっぱぐれないために選んだ仕事は老人ホームの介護です。
公務員か老人相手の仕事しか先が見えない場所に住みたいわけないですね。
友人も親のしがらみがなければ出たいと言うぐらいです。
マイルドヤンキーは経済の救世主みたいに言われますが、すぐ限界がきます。
彼らは最低限のライフラインを親に頼っており、何かしらのパラサイト状態にある人が多い。彼らの親の世代は、バブル世代から新人類で、いわば『最後の逃げ切り世代』。正社員比率も非常に高く、お金もある。今後、非正規雇用や貧困化が顕在化した団塊ジュニアを親に持つ子供たちが育てば、マイルドヤンキーのようなライフスタイルを送るのは難しいのではないか。そう考えると、ヤンキー経済は一過性のものになるかもしれません」 しかし、現状ではマイルドヤンキーは大きな消費層になる可能性を秘めており、日本経済を牽引していく存在になりつつある。企業もようやく注目し始めた。 「彼らが存続するかどうかは、生活圏内にある程度の雇用が確保できるかどうかにかかっている。地方に雇用を創出する政策を政府はしっかりやるべきです。人口1億人を超える大国なのに、首都に経済が一極集中している国は日本以外にはない。マイルドヤンキーをマイルドヤンキーでいさせてあげるために、こうした弊害を是正していくべきだと考えます。一部の大企業が今、『地域限定社員』という制度を始めていますが、こういう試みはどんどん増えてほしい」
情報源: マイルドヤンキーは、地域再生に欠かせない存在 | 日刊SPA!
この記事も政府頼みで雇用を作れとありますが、雇用を生み出し、安定化させるのは優秀な人材にしかできません。
その人材が住みついて雇用を生み出すほどの仕事をする価値がある町が一体どれほどあるでしょうか?
政府も大企業に進出せいとハッパかけても、人間のいないところで利益出ない場所に意気揚々進出するわけがないです。
それに個人の優秀な人材がわざわざ過疎地域に住むというのは考えられないです。
ネットさえあれば仕事ができる人間ですらも住みたくないから住まないです。
(イケハヤさんみたいな人を除く)
地元とかよそ者とかそういう意識を捨て去ることで見えてくるもの
私は長崎に住んだことはありますが、「私の地元」という意識はありません。
地元かよそ者かという「オラが村意識」はバカバカしいと思っています。
この日本だけでも道路はつながっているし、地元だのよそだのという認識を持ちたがる理由がさっぱり理解できません。
その「オラが村」を支えているのは間違いなくよその町で作られたもの。
今乗っている車や食べているものは全部地元産ですか?
車も食料も全部「オラが村の自給自足かい?」ってことですね。
輸入された食材やらで作られたものがゴマンとあります。
この世界はどこかでつながって、物や人が流れて活性化していくのです。
地元をよくするということ=地元という枠を捨てること
つまり、今住んでいる場所で違う場所の人にどう貢献できるかを考えることです。
地域活性化のよくある間違いは地元民が作る地元食材をアピールとか、地元観光資源のアピールだけに終始することです。
こんな考えだけではドン詰りなのは当たり前です。
地元産出地元消費は人間がいなければすぐ頭打ちも目に見えてます。
アピールできるものはそんなに増えはしないものです。
商品開発には時間もかかるし、ウケるかどうかもわかりません。
東国原前宮崎県知事ががんばってましたが、知事が退任するとすぐに沈静化しています。
例えば、田舎地域を自称するなら場所や土地が余ってるなら、通販サイトの倉庫にするでもいいしでしょう。
都心では大型の倉庫の場所と梱包出荷の不足で困っています。
長崎だけでも土地余ってるところ結構あります。
都心部に比べれば坪単価もかなり低いです。
月間100件単位のサイトなどは門前払いもよくあります。
東京郊外でもそういう顧客を集めて倉庫業やっている会社はよくあります。
土地価格も安く維持費が少ないなら、利益も生み出しやすいです。
あとは扱う物量がどれだけあるかにもよります。
地元産の物を通販するなら、しっかりと通販を分かっていて出荷できる倉庫があったら強いです。
出荷体制がない問題は解決できます。
都心近くでは地価の上昇や人件費が高いので地方がやったら、脅威になることがあります。
静岡の浜松市は一大物流倉庫地帯です。
大手の通販倉庫が結構見かけます。
九州の場合、配送速度の問題ですが、九州ー関東間は普通の宅急便だと2日かかります。
事例として翌日配送はこのような形でも実現します。
山奥の限界集落ならまだしも車が通れて交通はしっかりしてるところ多いのに
こういう活用してない場合もよく見る傾向です。
仕事が増えれば雇用もできるし、住む人も定着してくれます。
「オラが村」の地元意識というやつでは見えてこないことです。
「地域がよくなること=全国+海外まで何か価値を提供すること」に他ならないと言えます。
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