食べログに始まり、Amazonの本でステマレビューが問題になっていますが、
最近はアプリもチラホラ見かけます。
出会い系のアプリはモロにステマやってるなとわかるものはあります。
で、最近見つけたのがこれ。
薬剤師転職アプリ「mediko」
Google Playで見つけました。
キュービックホールディングスという会社が作った薬剤師転職のアプリです。
レビューは今日の時点では5件。
その5件のうち4件はキュービックホールディングスの社員が書いたものです。
4人はWantedlyや会社のサイトでもモロに名前書いてあるし・・・
自社社員が自社のアプリを褒め称えるレビューを書けば、いいものだったとしても「噓くせえ」と思います。
これって会社絡みで書けと指示したのか疑惑が持ち上がります。
2015年7月〜9月にかけて、レビューを書き込んでいますが、
iPhoneアプリでも同じように2015年8月にレビューが集中→その後のレビュー追加は一切ゼロ。
時期が重なるあたりもおそらくこれも自社社員の書き込みであろうと推測できます。
Amazonのレビュー同様、アプリも関係者のレビューは不正とされています。
Google Merchantでも「利害関係者の社員によるレビューの書き込みは禁止→削除対象」と明言しています。
キュービックホールディングスってどんな会社?
「このアプリを作った会社はどんな会社だよ?」と思って調べてみると、アフィリエイトを事業にして組織化した会社のようです。
社長が元々アフィリエイターで収益を伸ばして始めた会社を大きくして組織化したものだと思います。
株式上場はしてないようです。
2016年に株式会社キュービックと社名変更しました。
このアプリも薬剤師紹介のアフィリエイトをやってるアプリっぽいです。
クチコミをコンテンツにて制作してるようですが、アプリの自作自演ステマをやっていることを見る限り、おそらくサイトのクチコミもでっち上げたウソと考えるのが自然だと思います。
この会社はいろんなサイトを運営しているようで特別単価で報酬をもらい、利益が出る限り広告をバシバシ打って、収益を上げて伸びてきた会社と考えられます。
それで今度は無料アプリ作って、収益を伸ばそうとしてる模様です。
組織が大きくなると収益を得るために手段を選ばなくなる
収益を伸ばして組織が大きくなってくると、必ずインチキまがいなことに手を染めて失墜する企業がよくいます。
会社の都合(お金を稼ぐこと)が大義名分になり、稼ぎさえすれば何をしてもいいと手段を正当化し始めます。
このアプリへの自作自演とも呼べるレビューの書き込みを見る限り、そんな段階に突入したものと思います。
こんなことをやる時点で社員の意識が稼ぎさえすれば何でもいいと思っていると見えます。
1アプリユーザーとして思うこと
1人のスマホユーザーでアプリを使ってる者として思うのは、思い入れがあろうとも、ホントにいいものと胸を張って言えるものでも
自社社員が一般ユーザーのレビューを書くところに一般ユーザーのフリして書くのはよろしくないということです。
これが仮にアプリじゃなく、商品だったとしても自社商品の自画自賛ほどウソくさいと思うのが消費者の心理です。
自社社員がステマレビューとも言える不正な書き込みをしてるアプリは個人情報やらデータを盗み取られて、何されるかもわからんと思ってしまいます。
正直、そういうことをやる会社ならやりかねないと恐怖を感じます。
この会社が運営してるアフィリエイトサイトも売るために「ウソっぱちなこと書いてやしないか?」と疑ってしまいます。
手段を選ばない→何されるかわからない→使いたくない
これが消費者の気持ちです。
今のところは会社の有志がアプリ開発がんばった仲間のために書いたことなのか、
会社ぐるみでいいレビューを一般ユーザー装って書けと言ったのかは不明です。
どっちにせよ、不信感しかない行為です。
ステマまがいのことを自主的でも組織ぐるみでも許されることではありません。
iPhoneアプリ、Androidアプリも共通してこういうステマレビューをしたアプリ開発元の会社のものは今後一切販売や提供を認めないぐらいの措置をしてもらいたいです。
レビュー機能はユーザー心理の操作をやりたい輩に都合よく利用されるようなものにしてほしくはないです。
Appleさん、Googleさん、お願いしますよ。